パラサーモ パラサーモ
屋根の表面に直射日光が当たると熱となり、屋根の温度が急激に上昇するとともに、屋内も暑くなり、たいへん不快な環境になります。当社ではその温度上昇を抑えるために次世代航空機(SST)用塗料の最新技術を応用し、太陽光熱に対する抜群の反射率と熱放射率に優れた遮断塗料「パラサーモ」を使用。 この「パラサーモ」は、屋根の裏面温度を従来の屋根用塗料と比較し”15〜20℃”も低減させることに成功した画期的な屋根用遮熱塗料です。
■条件:外気温35℃ 夏の晴天時、午後12時30分の測定(屋根の色:ブラック)

1)通常の塗膜では、太陽光スペクトルのうち、とくに熱作用の高い近赤外線を吸収するため温度上昇が大きいのに対し、パラサーモは配合された特殊熱反射顔料や特殊セラミックが、熱作用の高い近赤外線を効率よく反射・散乱し、太陽熱吸収を防ぎます。

2) パラサーモでは、塗膜にいったん吸収された熱を徳守セラミックの働きにより熱放射します。

3) これらの複合作用により、高い遮熱性能を実現しています。

太陽光に対する反射率の優れた着色顔料と、熱放射率に優れたセラミックを採用することで、抜群の遮熱性能を高めることを可能にしました。各種の屋根(鋼板屋根、トタン屋根、新生瓦、波形ストレートなど)に塗装することで、室内への熱の侵入を遮断し、室内温度の上昇を抑えることができます。 エアコンなどの空調設備の省エネ効果に抜群の性能を発揮します。

夏の晴天時、測定ボックスを屋上に設置し、パラサーモのブラックを塗装した塗板の裏面温度およびボックス内部の温度を測定しました。塗板の裏面温度は、市販品では最高温度が80℃に達するのに対し、パラサーモは65℃で、15℃の差が認められました。また、ボックスの内部温度は、市販品では最高60℃近くに達するのに対し、パラサーモは50℃で、約10℃の遮熱効果が認めらまれました。


グレーを塗装した塗板を室内でランプ照射し、裏面温度を測定しました。市販の通常塗料では35分後に最高温度が78℃に達するのに対し、パラサーモは57℃で、21℃の差が認められました。パラサーモは、市販品の通常塗料に比べて遮熱効果が高いといえます。

臭気などの環境問題に対応した実績のある「NAD系樹脂」がベースのため下地の影響を受けにくく、塗り替え適正に優れています。また、強靭なウレタン結合により、酸性雨や紫外線および耐性に優れるとともに、高い耐久性があります。

旧塗膜 パラサーモ 一般溶剤塗料 水系塗料
エマルション塗料 ×
油性ペイント × ×
アクリル樹脂塗料
ポリウレタン樹脂塗料




屋根用として人気の高い光沢のあるブラック、ブルー、ブラウン系などの18色の標準色(常備色)をとりそろえています。建物や周辺の環境にマッチし、一般住宅や工場の屋根などに幅広くご利用いただけます。

当社があつかうの防藻・防カビ塗料「モルドクリーンシステム」の配合技術を応援することにより、長期にわたって藻やかびから屋根を確実に保護します。


日本特殊塗料株式会社



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